明暦の大火(532)
内容紹介
ローマ大火とともに世界史上最大級の惨事といわれる明暦の大火。その後の「都市改造」が新たな江戸を創り上げたとされるが、果たしてその通説は正しいのか。裏付けのないエピソードを避け、信頼性の高い記録から災害時の天候や焼失範囲などの事実関係を確認。江戸図類の記載情報をデータ化して空間的な変遷も読み解き、大火と復興の実像に迫る。
「都市改造という神話」-プロローグ/大火の日(大火前後の江戸と絵図〈江戸の実測図/大火前の江戸図〉以下細目略/明暦三年、正月/三つの大火/大火の被害)/「復興」の実態(焼け跡から/大火後の被災地/郊外へ)/大火以前・以後(江戸のスプロール/始まっていた「改造」/「改造」は前進か)/神話化する大火(『むさしあぶみ』の功罪/「都市改造」幻想)/大火がもたらしたものーエピローグ/明暦3年元日時点の大名一覧