近江商人と出世払い(538)

近江商人と出世払い(538)

宇佐美 英機

内容紹介

「成功したあかつきに借金を返済する」出世払い慣行は、どのように成立し定着したのか。全国的に活動した近江商人を取り上げ、残された出世証文や商家の店法(たなほう)類などを素材に出世払いの事例を紹介し、歴史や仕組みをひもとく。信用を保持し、いまも事業を継続している企業も多く、独特の経営理念と高い道徳観に裏打ちされた立身・出世観を解き明かす。
出世払いを考えるープロローグ/出世証文の扉を開く(近江商人の研究と巷説の言説/出世証文を俯瞰する/出世払いの方法)/出世証文に分け入る(中井源左衛門・正治右衛門家/馬場利左衛門家/松居久左衛門家/市田太郎兵衛家/大橋半右衛門家)/出世証文の記憶をたどる(諸家に伝来する多様な証文/近代の出世証文)/近江国の立身・出世観(奉公人にとっての立身・出世の始まり/日野商人中井源左衛門家/五個荘の商人たち/八幡と他の商人たち/主人にとっての立身・出世)/扉を開け放したままにーエピローグ

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